インターネット普及率100%時代の情報格差|リソースは無限。ただし使い方次第。

情報格差はインターネット普及率では測れない?

photo credit: Robert S. Donovan via photopin cc

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情報格差という言葉があります。デジタルディバイド。

ご存知、手に入れることのできる情報の量や質によって経済的、社会的な格差が生まれることですね。

日本ではインターネットの普及が進み、大半の人が「いつでも」「どこでも」インターネットに接続できる環境を享受しているかと思います。

しかし、最近僕が思うのは、

情報格差はまるでインターネットの普及率と反比例するかのように思われるけれど、実はその二つの相関関係は、僕らが思うほど強くないのかもしれないということです。

つまり、インターネットが100%近く普及したところで、情報格差は縮まらないかもね、ということ。

日本のスマートフォンの普及率は急上昇

さて、ここで総務省の「通信利用動向調査」という統計(http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html)から、インターネット(一年間にインターネットを利用したかどうか)、パソコン(所持)、スマートフォン(所持)の普及率のグラフを見てみましょう。

普及率

この20年あまりの間に、急激に普及が進んだことがわかります。

最新の平成25年末では、端末の所有を問わず一年間でインターネットを利用した人は82.8%、パソコンを所有している人は81.7%、スマートフォンを所有している人は62.6%となっています。

若年層のインターネットの利用目的はやっぱり「SNS」か?

統計からも、インターネットがいかに普及しているのかが分かります。

では、ここでインターネットの利用目的の調査結果も見てみましょう。

一位は「電子メールの受発信」、二位は「ホームページ(ウェブ)・ブログの閲覧」、三位は「商品・サービスの購入・取引」となっています。
続いて世代別に見てみましょう。

特徴的なのは「ソーシャルメディアの利用」と「商品・サービスの購入・取引」です、この二つの項目は世代間でのギャップが大きく、若い世代ほどソーシャルメディアやネット通販のためにインターネットを利用している人が多いことがわかります。

リソースは無限。使い方次第で格差も無限に広がる

では、ここでもう一度だけ情報格差について考えてみます。情報格差は、手に入れられる情報の量と質に格差があることで様々な格差が生まれることを言います。

冒頭でインターネットが100%近く普及したところで、情報格差は縮まらないかもね」と触れたのは、「インターネットにアクセスできる環境が普及すること」と、「インターネットから情報を手に入れられること」は違うのではないか、と思うからです。

photo credit: alles-schlumpf via photopin cc

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これまで見てきた統計と、自分が暮らしていての実感を交えて考えると、多くの人はインターネットの真の強みを活かせていない気がします。

利用目的の統計で、特に若者は「ソーシャルメディアの利用」が高順位でした。

このソーシャルメディアの利用の実態としては、仲間内での近況報告というのがほとんどでしょう。

日本の若い世代は、インターネットという世界中を繋ぐインフラの上でなにをするかといえば、気心の知れた仲間とのつながりを育んでいるのです。

夕飯のレシピから音楽理論、法学、経済学などの学問、統計、辞書、ニュース、など膨大なリソースがゴロゴロと転がるインターネットの利用方法としては、ちょっともったいないなーと思うのです。

声を大にして言いたい「知りたければググれ」と

そんな現状に、一言投じたいと思います。「知りたければググれ」と。

大抵のことは答えなり何かしらのヒントが見つかるのです。

YouTubeなんかで検索したら、体系的な学問の講義だって、無料で受けられるのです。

ある程度有名な資格試験の勉強をしているとしたら、きっと誰かが解説動画をアップロードしています。高いお金を払って予備校に行かなくても、無料の動画だけで理解できるかもしれません。

その可能性を試さない人と、試す人では、手に入る情報に格差生まれ、経済的な出費にも格差が生まれます。そしてその積み重ねによって、知識量に大きな格差が生まれるでしょう。

インターネットの普及率では測れない、インターネットリテラシーによって情報格差は拡大していくのです。

せっかくインターネットが利用できる時代に生まれたのですから、ガンガン利用していこうじゃありませんか!

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