伊勢神宮は20年に一度の式年遷宮の年
今日は伊勢神宮へ。伊勢神宮といえば今年2013年は20年に一度の式年遷宮の年。約1300年に渡って続いており、今回が62回目に当たるというのだからその壮大さには圧倒されます。
「20年」のわけ
ではこの20年に一度、という間隔はどのような理由があるのでしょうか?
ウィキペディアの情報ではありますが、大きく分けて5つの理由があるみたいです。
・建物の「清浄さ」を保つ限度が、20年程度であるため。これは、耐用年数という意味ではなく、神道の宗教的な意味における「清浄さ」である。
・建替えの技術の伝承を行うためには、当時の寿命や実働年数から考えて、20年間隔が適当とされたため。建築を実際に担う大工は、10歳代から20歳代で見習いと下働き、30歳代から40歳代で中堅から棟梁となり、50歳代以上は後見となる。このため、20年に一度の遷宮であれば、少なくとも2度は遷宮に携わることができ、2度の遷宮を経験すれば技術の伝承を行うことができる。
・旧暦の「朔旦冬至(さくたんとうじ)」(11月1日が冬至にあたること)が、19から20年に一度の周期(メトン周期)であるため。
・一世代がおよそ20年であるため。
・神嘗祭に供される穀物の保存年限が20年であるため。
中でも建て替えの技術を伝承するため、というのは理にかなっていて説得力があります。一度建てるだけでは技術を後世まで伝えることはできませんからね。
次に遷宮があるのはまた20年後。その頃自分がどうなっているのか検討もつきませんが、無事建設の技術が伝わり、次の世代へ引き継がれていくのを見届けたい気持ちです。
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