オリオン座のベテルギウスは超新星爆発が近い
冬の空の星座の代表的存在、オリオン座。それほど天体に詳しくない人でも見つけることができるのではないでしょうか。そんなオリオン座の右肩に位置する星、ベテルギウスが2010年までとくらべて2から3倍の大きさに膨らんでいる、ということが発見されました。
オリオン座:ベテルギウス2〜3倍に膨らむ? 形もいびつ- 毎日jp(毎日新聞)
冬の夜空を彩るオリオン座の1等星「ベテルギウス」がこれまでより2〜3倍大きく、いびつな形になっているとの観測結果を、北見工業大の三浦則明教授(情報処理学)らのチームがまとめた。ベテルギウスは近い将来、星の一生を終える超新星爆発を起こす可能性が指摘されている。三浦教授は「何らかの変化が起きていることは間違いなく、さらに観測と解析が必要だ」と話している。
超新星爆発すると昼間でも見えるほど明るくなる
このベテルギウスはオリオン座の星としてだけではなく、「冬の大三角形」のメンバーの一員でもあります。地球からは640光年離れ、もしも超新星爆発すれば、昼間でも見ることが出来るほどに明るくなるようです。
「◯◯光年」とは光の進む速さでどれくらい離れているのかを示す単位ですから、今見ているベテルギウスは640年前の姿、つまり日本では室町幕府ができた頃の姿なんですねー。
ただでさえ年老いた星ですから、今現在、ベテルギウスは既にこの宇宙に存在しないかもしれない。ただ、僕たちの地球にそれを知らせる光が届いていないだけで。
そんなことを考えると宇宙の途方も無いスケールに圧倒されますね。
今から秋、冬にかけて、星空を見るのに適した季節になってきます。僕も自宅に帰る道で空を見上げると、ちょうどいい位置にいつもオリオン座を見つけることができます。大都会に住む人は難しいかもしれませんが、すこし顔を上げて5分でも10分でも、星空を眺めてみるのもいいかもしれませんね!
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