インフルエンザの予防接種

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そろそろ冬も本番ですね。北風が冷たい季節です。冬になると毎年流行するのがインフルエンザ。高熱が出るため重症に陥る人も高齢者などでは多く、一般的にはシーズン前に予防接種をするようにすすめられます。しかし、この予防接種、本当に効くのでしょうか?今一度、インフルエンザのワクチンについておさらいしておきましょう。インフルエンザ予防接種、どれくらい効くの? (THE PAGE) – Yahoo!ニュース
「感染」ではなく「発症」を抑えるのがワクチン
ニュース記事からの引用です。
実は、インフルエンザのワクチンには、「感染」を抑える働きはありません。感染とは、ウイルスが口や鼻から体内に入り、体の中で細胞に侵入して増殖することをいいます。
体内でウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛みといったインフルエンザの症状が現れます。この状態を「発症」または「発病」といいます。ワクチンには、この「発症」を抑える効果があるといわれています。
このように、予防接種したからといって「感染」自体は防ぐことができないのです。
また、記事にはこのようにも書かれています。
インフルエンザワクチンは、接種すればある程度の発病を阻止する効果があり、またたとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。ただし、この効果も100%ではないことに注意が必要です。
つまり、ワクチンを接種したからといって完全に安心はできない、ということです。
季節性インフルエンザワクチンは、ワクチンの予防効果が期待できるのは接種したとき(13歳未満の場合は2回接種したとき)の2週後から5カ月程度までと考えられています。そのため、流行前にワクチン接種を終えておかないと、予防効果が期待できないこともあります。
予防接種をしたからといってすぐに効果が現れるというわけでもないです。油断せずに規則正しい生活を送ることや、十分な栄養バランスを保つことが結局一番大事ということですね。
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