増税への対応まっぷたつ
2014年4月から消費税率が8%へと引き上げられるにあたって、牛丼の価格に面白いことが起きていますね。吉野家が300円に値上げするのに対して、すき家は270円に値下げするのです。対応がまっぷたつに分かれた両社の今後に目が離せません。
吉野家HD、消費増税で牛丼300円に値上げ (ロイター) – Yahoo!ニュース BUSINESS
消費税8%へ それでも値下げしたド根性企業の商魂と勝算 (NEWS ポストセブン) – Yahoo!ニュース
価格を上げて客単価で稼ぐか、コスト削減、客数で稼ぐか
この価格設定の面白いところは、吉野家が単価をあげて対応しているのに対して、すき家が客数の増加を見越して対応しているところにあると思います。
売り上げは「客単価」×「客数」ですから、この式のどちらに着目するかによって対応は分かれますよね。
価格の決定要因は他にもさまざありますから一概にはいえないのですけれど、吉野家は増税後はあるていど客が減る事を見越して値上げした、と考えられます。
逆にすき家は、むしろ増税後の消費者の節約マインドから安い牛丼屋に客が流れると予測して、値下げして客数を多くする事で効率よく利益をあげる、という戦略でしょう。
価格差は30円。今後両社にどのような違いが生じるのか、これはみものです!
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