レーシック手術を受けた人のうち40%が不具合を感じる
外科的に視力を回復させるレーシック。手術を受けた人のうち40%が術後に不具合が起きているというアンケート結果が出てきたみたいです。
消費者庁は4日、視力回復のレーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けるようにと注意喚起した。
と記事になっていました。そもそもこれほどまでの高確率で後遺症が出るような手術を医療と呼んで良いのかと、主観ではありますが疑問に思います。
レーシック手術、4割が「不具合感じる」 消費者庁調査:朝日新聞デジタル
現代人が「近くが見えにくくなる」ことの弊害
このように、レーシックには安全面での懸念が浮上してきました。しかし、安全面を度外視、つまり完全に安全に、何の後遺症も残らずに手術が成功したとしても、一つだけ、決定的に失うものがあります。
それは、「近視」です。
なにを言うのか、近視が嫌だからレーシックをしたのに、「近視」がなくなればそれでハッピーじゃないか!と思うのはごもっともです。
しかし、世の中甘くはありませんね、目の仕組みからして、遠くを良く見ようとすれば近くは見えにくくなり(遠視)近くを見ようとすれば遠くは見えなくなり(近視)ます。ああ無情。
あれほどまで求めていたクリアな風景を見ることができるようになったのと引き換えに、僕らは読書や、パソコンや、スマホを使うことが以前よりも難しくなるというのです。
そもそも近視は(程度にもよりますが)現代人の生活にあわせて体が適応することによって生まれたもの。それを手放すというのは現代人としての生活を不便にすることに他なりません。
自分がいかに近くを見て暮らしているかを意識すると、決して視力2.0という超遠視眼も、そんなに魅力的ではなくなるのかもしれませんね。
と、レーシックの記事を見て思ったのでした。
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