はじめに:旅行先でネット環境を確保する必要性
こんにちは。今日は、iPad mini Retina Cellular (A1490)にアメリカのAT&T社のSIMカードを挿入し、現地でプリペイドデータ通信プランを使う方法を紹介します!
もちろん、僕が2014年1月2日から13日のアメリカ旅行にて実際に試して実証した方法です。
旅行に行く際は、なるべくネット環境を確保する必要があります。無くてもなんとかなる、という意見もありますけれど、ネットがあるのとないのでは情報収集の効率性もかなり違いますし、それ以上に、安全な旅行ができるようになります。
見知らぬ土地に行く訳ですから、いまから向かう場所の治安はどうなのか?入り込んでは行けない場所はないだろうか?という安全に関わる情報を瞬時に手に入れることができます。
一番重宝したのはGoolgeマップでした。紙の地図とは比べ物にならない情報量で、現在地の把握からナビゲーション、そしてレストランのレビューまで知る事ができました。
もちろん、海外旅行の際には事前に現地の情報を調べていくことも大事ですけれど、それ以上に現地で調べる機会がたくさんあるのです。
実際に僕も今回アメリカに11日間行ってきて、ネット環境を整えておいて本当に良かったと痛感しました。
それでは、実際にiPad mini SimフリーのモデルにアメリカAT&T社のナノSIMカードを挿入し、契約、そして現地での使用法を見ていきましょう。
最初にお断りしておきますが、以下の方法はすべて自己責任においてお試しください。2014年1月現在、実際にこの方法で使用できたことは真実です。しかし、みなさんが試される場合、当方はいかなる責任も負いませんのでご了承ください。
アメリカでiPadのデータ通信をするために必要なもの
さて、それではこの記事で紹介するネット環境の構築に必要なものをリストアップしましょう。
- iPad mini Retina Cellular (A1490)またはiPad Air Cellular(A1475)
- AT&T社のSIMカード(この記事ではマイクロサイズをカットして使用)
- ナノSIMカッター(上記SIMカードをナノSIMサイズにカットするため)
- クレジットカード(データ通信プランの契約に必要)
以上です。
iPad mini 、iPad Air本体については、2013年モデルはそれぞれA1490、A1475という全世界共通のモデルが使われています。
そのため、海外で使用する場合はauやsoftbankで契約しているものでも使用可能です。ただし、au、softbankのモデルは日本国内ではSIMロック状態になってしまいます。
そのため、僕はこれを機会にiPad mini の香港版を購入し、日本でも、世界でも、キャリアを縛られることなく使用できるようにしました。iPad mini 香港版については【香港版】全世界で使えて激アツ!iPad mini Retina Sim フリー 16GB A1490 Space Gray Wi-Fi + Cellularを買った!!を、
日本国内での使用法についてはSIMフリーのiPad mini Retinaに月額980円の格安SIMカード「BIGLOBE LTE・3G for イオン」をセットアップ!をご覧ください。
AT&T社のSIMカードはAmazonで入手できる
話が脱線しましたね。それではiPad 本体が手に入ったという前提で、次にAT&T社のnanoSIMカードを入手します。
アメリカには他にも大きなキャリアがありますけれど、AT&TはAmazonでSIMカードを購入することができます。
つまり、出発前に日本国内でセットアップを完了させる事ができるのです。
これはかなりのメリットだと思います。普通ならばアメリカに到着したあとAT&Tの店に行き、そこでSIMカードをもらい、契約し、やっとデータ通信ができるようになるわけです。
それをすべて出発前に済ませておくことができるので、飛行機を降りた瞬間にインターネット環境が使えるのです。
AmazonにはAT&T社のnanoサイズSIMの取り扱いもありましたけれど、価格が5000円と高額で、マイクロSIMをカットして使う方が安かったため、この記事ではマイクロSIMをSIMカッターでカットして使用しています。購入する時点でのSIMカードの在庫を確認してみてください。ナノSIMが安く手に入る、または高くても自分でカットするリスクを避けたい方はナノSIMを購入するのが良いと思います。
なお、このSIMカードの商品名には3G用と書かれています。しかし、2013年モデルのiPad mini iPad AirはAT&TのLTEの周波数にも対応しているため、このSIMカードでLTE通信をすることができました。世界共通のモデルの強さ恐るべし、ですね。
(注:下はマイクロSIMサイズです。iPadに使用するにはnanoサイズにカットする必要があります。)
マイクロSIMカードをナノSIMカードにカット
さて、アマゾンで注文したAT&T社のSIMカードとSIMカッターが無事到着したら、早速カットしていきます。
こちらがSIMカードです。
マイクロSIMカードをカット用のアダプタに装着して・・・というはずだったのですけれど、なんとカット用のアダプタが同梱されていませんでした!!
一瞬ひやっとしましたけれど、マイクロSIMを通常SIMとして使うためのアダプタは入っていたので、それにマイクロSIMをはめこみ、アダプタごとカットすることにしました。
カットすると下の写真のようになります。上の黒いものが本来マイクロSIMを通常SIMとして使うためのアダプタ。
一番左がAT&TのマイクロSIM、中央がカットしてナノサイズになったSIM。一番右側はBIGLOBEのSIMカードです。サイズ、同じですよね!
はい、これでSIMカードのカットは完了です!!
カットしたAT&T社ナノSIMカードをiPadに挿入
それを、iPadのSIMスロットに装着します。若干SIMが大きめでしたけれど、難なくセットできました。
ではスロットをiPad本体に挿入します。すると、画面左上に「検索中・・・」と表示されます。
しばらくすると「圏外」になります。大丈夫!これで正解です!日本国内でアメリカのAT&Tの電波を捕まえることはできませんからね!
AT&Tのプリペイドデータ通信プランを契約
それでは、AT&T社のデータ通信プランを契約しましょう。iPadの設定画面からモバイルデータ通信の設定を開きます。「アカウントを表示」をタップします。
すると、AT&Tの設定がはじまります。
下の画面になったら、「Set Up New Account」をタップします。
つづいて、必要事項を入力しましょう。
続いて、データ通信プランの選択画面が表示されます。ここでお好きなプランを選択しましょう。
ちなみに僕は一番下の一ヶ月5GBのプランにしました。$50です。
容量もこれくらい必要だと思いましたし、なにより、テザリングでモバイルWi-Fiルーターとして使えるのはこのプランだけだからです。もしもテザリングしてiPhoneやノートPCなど他の端末でもインターネットを使いたいのであれば、このプランを選択してください。
続いて、クレジットカード情報を入力します。VISA,Master,Discover,Amexが利用できるようです。
住所は、宿泊するホテルのものを入力すればOKみたいです。
僕は住所の入力が不十分だったらしく、下の画像のように正しい住所を提案してくれました笑
Continueをタップします。
規約はもちろんAgreeで。
最終確認を終えると、設定完了です!!
すると、このように確認のメールも送られてきます。
使用容量・残存日数の確認、プランの追加・キャンセル方法
それでは、もう一度設定画面からアカウントの状態を確認してみましょう。
契約したメールとパスワードでログインします。
すると、このようにデータ通信の使用量や残りの日数も確認することができます。
「Add Data or Change Plan」からは以下の画像のように追加のデータプランを購入できます。
「Cancel Plan」では、契約を解除できます。初期設定では一ヶ月ごとに自動的にプランが更新される設定になっているため、帰国後は「Cancel Plan Now」をタップして契約解除する必要があります。ちなみに「Cancel Plan Now」は完全に契約解除となり、$50をどぶに捨てることになるので、旅行に行く前に解除してしまわぬよう、気をつけてくださいね!
ちなみに「Add International Plan」はアメリカから見た国際プランなので、今回は関係ありません。
一番したの「View Full Account OverView」をタップすると(ちょっと記憶があいまい)
このようにアカウントの詳細を確認する事ができます。
5GBのプランが表示されていることが確認できますね!
これで、日本国内にいながらアメリカでのネット環境を整えることができました。あとは、アメリカに到着してiPadの電源を入れるだけです!
アメリカに到着してすぐに利用可能!速度も満足!
これで設定は完了しましたので、実際に僕がアメリカ、ニューヨークで通信速度を計測したときのスクリーンショットをご覧頂こうと思います。
小さくて見づらいかもしれませんけれど、左上にはきちんと「AT&T LTE」と表示されていることがわかると思います。
ご覧のとおり、上りが約7MB、下りが約4MBと速度も十分でした。特にアップロードが4MBというのには驚きました。
ちなみに、今回訪れたはニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルス、サンフランシスコでは、いずれも快適にインターネットを使うことができました。さすがに地下鉄は繋がりませんでしたけれど、ホームにいる間は常に繋がっていましたね。
ちなみにAT&Tはアメリカの会社ですから、日本人に大人気のハワイでも使うことができるはずです。本土ではなくてハワイに行く方もこの方法が有効であると言えるでしょう。
また、旅行が終わって帰国したら、再び設定から契約を解除することを忘れないようにしましょう。これをしないと、自動的に契約が更新されてしまいます。
1/2〜1/13の旅行で、使用したデータ量は次の画像の通り3.15GBでした。通信量のことはほとんど気にせずにこの程度でしたので、十分だったと思います。
おわりに:大満足。旅行の満足度を明らかに向上させてくれた
この旅行を通して、以上の方法でインターネット通信を確保したことは大正解でした。
アメリカは日本よりはWi-Fi環境が整っていることも確かで、スターバックスコーヒーや空港、ホテルなど、フリーのWi-Fiを利用できることも多いのです。しかし、さすがにどこでもWi-Fiが繋がるという確証はありません。
全くネットには頼らず、「人に聞きながら観光するのが醍醐味!」という意見ももちろん否定するわけではありません。しかし、インターネット環境がいつでも使える安心感はかなりありがたかったです。
もしもアメリカへ旅行する際に、日本のケータイと同じ感覚でいつでもどこでもネットに繋がる環境を整えたい方がいらっしゃるのであれば、この記事が多いに参考になるかと思います。
あくまでもみなさんそれぞれの責任において、ではありますけれど、
この記事がお役に立てば幸いです。参考になったよ!役に立ったよ!と思っていただけたら、「いいね!」やコメントをいただけると、僕もとても嬉しいです。
それでは!
【香港版】全世界で使えて激アツ!iPad mini Retina Sim フリー 16GB A1490 Space Gray Wi-Fi + Cellularを買った!!
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