地方銀行が脱国債の動き
日本経済新聞にこのような記事が掲載されていました(有料会員記事)
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日銀によると、地銀・第二地銀が保有する4月末の有価証券残高のうち国債の割合は48.6%で前年同月比では昨秋から低下している。外国証券の割合は9.3%で、逆に上昇に転じた。
地方銀行が、運用方法をシフトしつつあるようです。現在全国の地方銀行・第二地方銀行は44兆円近い国債を保有しています。
アベノミクスの影響を受けて国債の価格が下落してきており(利回りは上昇)、地方銀行はいままでのように国債への集中投資をしていては収益が確保できなくなってきています。
そのため、海外株式やREITへ運用をシフトしている模様です。
脱・国債=利回りは上昇
地方銀行のこのような動きが意味するところは何かといえば、以前、国債利回りと国債価格の関係の記事でも触れたように、「国債の価格が低下し、利回りが上昇する」ということです。
日本国債の長期金利が急上昇|なぜ金利が上昇するのか、なぜ警戒するべきなのか、簡単解説
国債の価格と長期金利の関係についてはこちらの記事へどうぞ。
今後は金利の上昇なども予想されます。
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